キャッチコピーの見本となる商品はすぐそこにあった

かつしたです。

商品名やキャッチコピーはモノやサービスを売る人ならかならず意識していることでしょう。

どんなに良い商品でも名前がダサければイメージダウンは必至。逆に名前が良ければどんな商品でも売れてしまうんじゃないでしょうか?

それにしても、名前が違うだけでなぜこんなにも購買欲を駆り立てられてしまうのだろうか?

じつは僕もキャッチコピーの魔力にやられた人間でして。

実際、僕がキャッチコピーの力で買ってしまったとある商品を紹介します。

この商品きっとあなたも気になってしまうハズ…?

※この記事には若干のフィクションが含まれます。

商品名はセンスだ

どんなに性能が良くて値段もリーズナブルな商品でも名前がダサければまず売れない。

レアなネーミング、ヘンテコなアイテムを求めるファンは少ない。

コアな層になら売れるかもしれないがとりあえず需要は低いのである。

たとえば車の名前がダサければどうか?

社運を賭けて作られた次世代自動車があるとする。

未来カー
次世代カー(名前未定)

この次世代自動車には前代未聞の新機能が備わっている。

なんと洗車不要!ボディの汚れを内蔵センサーで感知し自動でシャンプー洗車してくれるのだ。

ワックスだってお手のもの。いつでもすぐにピカピカ!である。

当然、汚れ具合の感度を調節することもでき、洗い上がりも選択可能(洗車だけに)。

これは売れる。

いや間違いなくバカ売れ必至だろう。

でももしも、社内の商品名選考チームがセンスのへったくれもない”オヤジ達”だったらどうなるか?

そんなシーンを想像してみる…。

~ここは車名選考会議室~


鶴野照美
良い案浮かばないね。超ホニャララ!みたいなのはどう?
蒼井助理夫
ありきたりな名前ばかりね。
井路野悪樹
これじゃダメだ。ううん。。

会議はすでに開始から6時間を過ぎていた。

”ゴソッ”

鬼田義理男

鬼田義理男
オホン。

蒼井助理夫2鶴野照美井路野悪樹

オヤジ達「!しゃ、社長!」

突然の社長の登場に驚く三人。

蒼井助理夫
い、いつの間にいらしてたの?

鬼田義理男
(朝からおったわい)いやいや、なにせ社運を賭けて作った車だ。名前決めくらい参加させてもらおうと思うての。

井路野悪樹 蒼井助理夫2 鶴野照美

オヤジ達「は、はあ。」

鬼田義理男
…で、どんな名前に決まったんだね?
井路野悪樹
それが…。

次世代自動車の名前はなかなか決まらない。

時間だけがむなしく過ぎていった。

鬼田義理男
…おお、そうだ。

鬼田義理男

社長「そうだ…アライマスz(ズィー)ってのはどうかね?」

井路野悪樹 蒼井助理夫2 鶴野照美

一同「…は?」

一瞬、室内の空気が凍った。

しかしその30秒後…

鶴野照美
おお~!なんとセンスある名前!
蒼井助理夫
”洗います”をアライマスって…ナウいわね!

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井路野悪樹
間違いなくヤングにバカウケしますよ!

あろうことか、オヤジたちは社長の提案に共感、さらには歓声の声を上げたのである。

商品会議の結果(ちょっとだけ鶴野の案を取り入れ)、商品名は超びっくらアライマスZ(ズィー)に決まりましたとさ。

鬼田義理男
ウフ。ウフフフ。

社長は満足げだった。

~会議は終わった(いろんな意味で)~

名前は大事だった

さて、あなたはこの次世代自動車「びっくらアライマスZ」を買うだろうか?

正直、僕は買わない。

いやむしろ、買う人はよほどセンスある人なんだろうと思う…。

機能は優れていても名前が悪ければ友達や家族に言うのも恥ずかしくなるもの。

たとえば、ダイソンの「ハネの無い扇風機」というキャッチコピーは一時話題になったが、一見ダサそうだが実はダサくない。

というのも、従来の扇風機のイメージをくつがえす常識破りのアイデア(キャッチコピー)だからだ。

ハネがあって当然の扇風機。ハネが無くなっても涼しい。これいかに?

となるのである。

ギャップ効果は商品を売る上で強力な後押しとなる。

アライマスZはそのまんま、ダサい。

どうしても買いたくなる商品とは?

バナナ

さて、話を最初に戻します。

ここに一本の黄色いバナナがあります。

ごく普通のありふれたバナナだ。

べつにどうってことない。ありきたりな見た目、形。

でも僕はこのバナナがどうしても食べたかった。いや、正確には一度で良いから食べてみたかったのだ。

理由…の前に質問です。

あなたは毎日バナナを食べますか?こだわりのバナナってありますか?

僕は最近、毎朝食べるようにしています。健康を気にする年齢です。

バナナには特にこだわりが無いので、というかどのバナナ食べても特に味の違いは無いだろう、と思っているので買うのはいつも値段の安い普通のバナナばかりです。

でも、僕は昨日、どうしても買わなきゃいけない!このバナナを食べなければ一生後悔する!と思ったのです。

いったいなぜなのか?

答えは…。

某スーパーの青果コーナーにて

仕事帰り。僕はいつものスーパーていつも通りバナナを買って帰ることにした。

バナナコーナーにはスイートなんたらとかモンキーなんたらなどのバナナが並んでいた。

特にお気に入りのバナナは無いのでどれでもいいや、と思いモンキーなんたらに手を伸ばした。

…が、そのときである。

モンキーなんたらの横の棚を見ると、いつもと違う見慣れない名前のバナナが並んでいた。

商品名

「ふわトロスイート」

バナナらしからぬ名前。

おお?なにふわとろすいーとって?

実に興味深い。

ふわっとしてトロッとしているのか?

それともバナナなのにSweetsのように甘いのか?

なんだか色々と想像させる名前だった。

フワトロスイート

説明書きには

「食べごたえのある大きさでクリーミーで甘みの強いバナナです」

と書かれていた。

よかつしたです「ゴクリ。」

僕は大きくノドを鳴らした。

驚くべきキャッチコピーの力

なんという美味しそうなキャッチコピーなのか

・食べごたえあり

・大きさあり

・クリーミー

・甘みが強い

どれもそそられるキーワードである。

僕はバナナの味にこだわりは無い。栄養があるから食べるだけだ。

フワトロだろうがクワトロだろうが、味に興味は無いのである。

でも…。

でも。

ほんとうは心の中で叫んでいた。

よかつしたです

「ふ、フワトロしてみてぇ〜!」

ネーミングセンスやばい

結局買ってしまったフワトロスウィート。

完全に名前に負けた。

帰宅後すぐにむさぼるように食べる僕がいた。

「ガバッ!!」

甘いバナナ

うっはw

スイートスポットたっぷり!こりゃ甘そうだわ。

なんかしっぽみたいの付いてるが…。

【開封の儀】

普通のバナナ

と、とりあえずいただきます!

モグリ。

よかつしたです

「お、おおお〜…お?」

〜フワトロスイートの感想〜

食べた感想をまとめます。

味?味はそうですね…。

なんとなくフワッとしていてトロッとしているような気もするしクリーミーな感じもしなくもなかった。

甘さは確かに感じたし、バナナ界でも上位に入る旨さだとは思う。あんまり食べてないけど。

ただひとつだけ言えることがある。それは…。

”フワトロスイートなんて名前じゃなかったらたぶん買ってないだろう”

まとめ

物には必ず名前があり、名前の付け方を間違えれば売れるものも売れないし売れそうになかったモノもバカ売れするようになるものですね。

キャッチコピーは大切。

キャッチコピーを学ぶ人にオススメの本「1行バカ売れ」の感想
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ネーミングとは本当に奥が深い、キャッチコピーは人の心を動かすんだよな〜と実感した出来事でした。