理想を追いすぎると現実に盲目になる

理想

先日、うちの娘のクラスが学級閉鎖になりました。流行風邪のようです。季節の変わり目は寒暖差が激しくなり体調管理も難しくなりますよね。体調が自分の「理想」と異なる反応を示します。

「理想」といえば、あなたは自分の思い描く理想像ってありますか?願望ともいえます。世界一周したいとかメタボ体型の人がCMみたいな美バディになりたいとか仕事をやめてフリーランスで生きていくだとかまあ色々あると思います。

自分の理想像を思い描くことは大事ですよね。目標にむかって頑張る姿は美しいです。生きるって素晴らしい。

でももしも、”努力の結果が自分の理想像とはかけ離れたものだったら?”

今回は知人がダイエットに成功したけどなんか思い描いた未来と違う…って話をします。

理想を追えば明るい未来は約束される?

人は未来に向かって生きています。この記事を書き終えアップロードしたとき、この記事は過去の産物となっています。過去記事を変えて未来に残すことは可能ですが思考はその都度変化するものです。今書いているこの記事も3年後読んだら「なに書いてんだコイツ?」って思うかもしれない。

大学受験でも高校受験でも資格試験でも「合格」という目標に向かい勉強していきます。結果は合格か不合格しかありません。努力は認めて欲しいですが不合格になればひとつの夢が敗れます。ですが、合格したからといって明るい未来が約束されるか?というとそうでもなく、資格を取ったまではいいが需要が少なく就職につながらない、仕方なく資格とはまったく関係ない仕事に就く、なんてケースも珍しくありません。

資格を取ればそれで終わり、ではありませんよね。

受験で合格しても、友だちが作れなかったり奥手で彼女(彼氏)ができなかったりして暗い高校生活を送ることになってしまったらどうだろう?それは明るい未来ではなく、将来の暗い過去になってしまわないだろうか?

ひとつの理想が叶えば次の理想を叶えるための行動が必要になります。やらなければそこで終わり。合格という一時的自己満足にひたりそれが終着点になってしまうといけません。

とある知人の理想像

知人(仮名:橋本さん)は自分の体型が気に入らないそうで、最近ダイエットを始めたらしい。じつはもうすでに3ヶ月前からやっていて徐々にサイズダウンしているそうな。聞くところ「68kg」だった体重が現在50kgまで落ちたという。※ちなみに女性です。

驚異的な痩せ方です。

実践方法は食事の量、とくにご飯やパンなどの炭水化物を減らすようにしていたようです。いわゆる糖質制限ダイエットっていうやつですね。

糖質制限ダイエットは主に摂取する食事量を減らすもののようですが、特に炭水化物を減らすと痩せやすいという。主食を減らせば痩せる。ごもっともな話だと思う。

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しかし、炭水化物といっても他に食物繊維やミネラル、カルシウムなど体に必須の栄養素が含まれているので今までの食事を制限する(減らす)ということはもともと必要としていた栄養素を減らすと言い換えても良い。

実際、たったの3ヶ月で18kgもやせた橋本さんは驚異的な精神力と忍耐力があったにちがいない。すべては「痩せたい」という理想像を求めた結果。

努力が実を結んだ。

でも…気になることがある。

理想と現実はズレる

たしかに橋本さんは見違えるくらい細くなった。雪だるまみたいだった腰もくびれができ、まるで別人のようだ。でも…

なんだか…

顔色が悪い。

目の下(涙袋)は青みがあり、目も以前よりくぼんだような気がする。気のせいかもしれないが、今朝のおはようのあいさつもか細く弱々しかったと思う。

当然、橋本さん本人は「やせた=目標達成」で喜んでいるはず。10kg以上やせればそりゃ見た目も変わる。

「やせたね!」の声が彼女を喜ばせる。

でも…

痩せるという目標は達成したが、それはほんとうに理想的な自分の姿なのだろうか?

前を見すぎると周りが見えなくなる

当たり前の話だが、食べないで痩せるなんて体に良くないしやめたほうがいい。あとで体調壊すかもしれない。

でも本人に言う勇気は無い。というよりは「言っても聞かない」だろう。なぜなら彼女は目標に向かってひた走っていたからだ。

他人の僕から見ると「すごいな!」と思う。でも…

見た目も不健康そうで、生気を感じないのだ。

それに…

「なんだか魅力が半減した」。

橋本さんの理想像は「痩せる」だったにちがいない。しかし、痩せれば美しくなる、魅力的になるとは言い切れない。食べないで痩せるのはつまり、細くなるためだけの行動だった。

あのとき止めるべきだっただろうか?理想像を求め過ぎると周りが見えなくなる。僕や周囲の人たちが止めても彼女はきっとやり遂げただろう。彼女は意思が強いのだ。

しかし、集中しすぎるとだんだん他人の声が聞こえなくなり、いままで見えていた世界が狭くなり、視野が狭くなり…

盲目になる。

食べないで痩せる方法は手っ取り早いだろう。それが正しいかどうかは別の話であり痩せることが目的になってはいけないと思う。必要なものを我慢しすぎると後から反動がくるだろう。橋本さんを否定する気はない。でも、前の橋本さん(68kg)のほうがずっと健康的で表情も明るく活発で…生き生きしていた

まとめ

橋本さんを例にしてしまいましたが、人は目標達成のためにはなにかしらを犠牲にする必要があると思います。それは時間だったり趣味だったり。でも、自分の体に負担がかかるものは理想像のその先を想像し行動するか判断する必要があります。

一時的な成功は続かず、後で大きな反動があるかもしれない。ダイエットであればリバウンド、ネットで稼げた人は突然収益が激減して生活もできないくらい追い詰められるかもしれない。
理想像を追いすぎて「その先」を見失わないように努めるべきだと思います。