人生はうまくいかない時があるって確信したときの話

人生はほんとにうまくいかないものだ。仕事もプライベートもハプニング続きで何もかもうまくいかない。もう疲れた。そんなときもある。
まあそれはある意味面白いことなのかもしれない。
うまくいってばかりの人生でもそのうち飽きて、つまらなくなってしまうだろう。

今回の話は、僕が経験した本当にあった出来事である。

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ラーメン屋で起きたとあるハプニング

人生は一度きりだ。ゲームのようにはいかない。後悔のない選択をしよう。
食べたいときに食べたいものを食べる。これはある意味最善最良の選択である。

とある行きつけのラーメン屋さんでのこと。
僕はいつものように大好きな味噌ラーメン大盛(※脂多め麺固め)を注文し出来上がりをソワソワしながら待っていた。

どっかで聞いたことがあるフレーズだが、ここは早い、安い、うまいがウリの、僕好みのお店なのだ。いつも5分程度で出てくる。

がしかし、今日にかぎってはずいぶん遅い。かれこれもう15分以上は経っている。…それにしても遅い。

店員さんに「あれっ、まだ来ないんだけど」と言うべきなのだろうか。でも、いつもより遅いとはいえまだ15分。もう少し様子を見よう。そう思った。

それから30分後…

30分後、ついに待望の味噌ラーメン(大盛)がやって!…きてはいない。

うん?さすがに遅いな。ちょっと遅すぎやしないか?いや、これはおかしい…。
これはもしかするとあれか?店員さんが注文を忘れてる系ではないか?
いつもは5分。すでにラーメン6杯分は待たされているのだ。
さすがに遅すぎるので、やはり”まだか”と聞くべきだろう。

「ガタッ!」

僕「あ、あのっ…!」

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店員「はいっ?」

「まだ来ないんだけど?なにやってんの?まさか注文忘れてんじゃないの?」と言うつもりだった。しかし、小心者の僕はすぐに次の言葉が出てこない。
というか言葉を選びすぎて(店員さんが気分を害さないようにするにはどう言えばいいのか考えすぎて)うまく言えない。

とにかく何か言わないと…。

よかつしたです
「あの、み、味噌ラーメンを注文…」

…と、いいかけたそのときだった。

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2杯目ですね?ご注文ありがとうございます!」

…ええっ!?

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いや違いますよマジでホントに何言っちゃってんの?
なんすか2杯目ってどおゆうこと!?てか1杯目どこいった?まだなんも食ってないわい!
それにいくら大食いの僕でも2杯も食えるか~い!

僕は勇気をふりしぼって、やっと一言だけ言うことができた。

かつしたです
「…まだ来ないんですけど」


ええっ!?いやでもそんなハズは…アッ

なんだよ。「アッ」ってw

ああ、なるほどそうかそうなんだね。
完全に忘れられてたんだね。

やっぱり。

…いやでも、気になることがひとつだけある。2杯目ってどういうことだ?1杯めは食べ終わってるって意味か?てことはもしや、すでに食べ終わっていて丼も片付けられているのになかなか帰らない迷惑な客だと思われていたのか?

もしかしたら厨房裏で

「あの客なんで帰らないの?」
「よほど家に帰りたくない理由があるんだね」
「あの顔キモいわ~」

なんて言われているんじゃないか?
いやでも僕は何も悪くないぞ!(なぜか言い訳がましい)

そりゃないわ。怒りを超えてあきれてしまったよ。
人生はうまくいかないものだ。たった一杯のラーメンのためにここまでメンタルをいたぶられるとは…。恐れ入るわ。

再注文。それから5分後…

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「お待たせしました!味噌ラーメン大盛メンカタアブラマシマシです」

うう、ほんとお待ちかねですわ。
さあ、やっとラーメンが食べられる。待ちすぎてなんだか胃が痛い…。

ではさっそくスープから。
”ズー”

!?なんだこれ?うまい!

なんだうますぎるぞこのスープ!いつもより味が濃厚で深みがあるではないか。いつもうまいけど今日はさらにウマさが冴えわたっている!香ばしい味噌の香りが鼻を包み込みアブラマシマシ効果でコクもアップ。

”ズズズ~(麺をすする音)”

!?ナイス麺!

モッチリプッツリとした歯応えとスルッと飲み込める喉ごしの良さ。
最高のゆで加減ではあ~りませんか。いったい何が起きているというんだ?
いや、いつものラーメンと味は変わらないはず。
違う点といえば「待たされた」だけだ。

そうか。人はじらされればじらされるほどお目当ての品が手に入ったときこの上ない感動を得ることが出来るのだ。待ち時間が最高のスパイスになっていたのだ。

注文を忘れられ、40分以上も待たされたけど僕はある意味いい勉強をさせてもらった…のかもしれない。そうだ。店員さんだって忙しくて注文を忘れることだってあるよね。仕方ないよ。許してあげよう。
こうしていつもよりうまい味噌ラーメンを夢中で食べていたのだった。

…しかし、そのときだった。


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目の前を通りすぎる黒光りする物体!
あってはならない光景。そうだ。
これは疑うべくもない。ご、ゴ〇ブリじゃ~!!

その光景をみていたさきほどの店員さんと目が合ってしまう。
お互い息を飲む。僕も開いた口がふさがらない。
僕の気持ちを察したのか、店員さんがすかさずオシボリを手に取り、Gに向けて手を伸ばす!店員はサッとGを包んだ。

僕は見てはいけないものを見てしまった。あれだけうまいうまいと言いながら食べていたラーメンの味は脳からスッポリと抜け出ていった。

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「いや~スンマセン!うちの店よく出るんスよね~あっ、でもラーメンには入ってませんから安心してくださいね!」

このお店に来ることは2度とない。

人生はうまくいかないときがある。もう何もかも。
そう確信した出来事であった。