飛べない鳥は空を飛ぶ夢を見るか?

fly

早朝。

職場の近く、細い通りを歩いているといつも鳩が集まってくる。

エサを与えたとかおいしいパンを手にしているわけでもなく、ただただ群がる。

まるでパブロフの犬のように、人が通ると条件反射で集まるようだ。きっと誰かがエサを与えているからに違いない。

平和の象徴とは言うものの、慣れすぎるのもどうかと思う。 食欲と引き換えに命を落とす可能性があるのだから。

つかまればクリスマスのメインディッシュになりかねないのだ。

でも逃げない。

鳩はただひたすらそこにいた。

環境に慣れるのは正しいのか?

人は一応に群れたがる。群れていないと淋しいからだ。

仲間がいるから楽しい。仲間がいないと困る。仲間外れは嫌だ。だって、ひとりは恥ずかしくてかっこ悪くてそれに寂しい。だから無理してでも一緒にいよう、周りに合わせようと努力するんだ。

鳩と人は違うだろう。状況判断する力に差がある。

とはいえ、慣れた環境から飛び出すのは頭ではわかっていてもなかなかできるもんじゃない。

それでも一歩ふみ出す者はいる。

それが正しいか正しくないかはわからない。結果がすべて。後悔はその後だ。

飛べない鳥は空飛ぶ夢を見るか

もともと飛べない鳥はいる。ダチョウもエミューもキーウィも、飛べない。ペンギンも飛べない鳥として挙げられるが、空よりも海から獲物を捕るほうが楽だったんだと思う。

飛べなくなったのは「飛ばない選択」を選んだからに他ならない。
http://www.pen-t.com/shinka/realy-fly.htm

羽を動かすのは単純作業。しかし、継続させる忍耐と努力が必要だ。

比較的羽ばたき数の少ないゆったりとした鳥のハシビロコウでさえ一分間に150回も羽ばたいている。

ペンギンは環境に合わせたのか?それとも…逃げたのか?

あなたは逃げない鳩?それとも…?

自分ひとりではどうしようもないことはある。

いくら自分が逃げたくても、逃がしてくれない。逃げることすら許されない状況はある。

家族、親、友人関係、立場…

自分が逃げれば必ず周りの人に影響を与える。悲しませ、苦しませ、(相手によっては喜び)、人生を変化させる。

立ち止まる時間を与える。

自分だけで決めるのは正しいのか?

あなたは逃げない鳩? それとも…?